潤滑油の評価

課題

潤滑剤の性能評価を定量的に実施する手段がない

  • 塗布量による性能差を把握できていないため、不良品を多量生産してしまう
  • 事前評価と実際の事後評価で結果が異なり、現場トラブルに繋がっている

解決策

金型のノックアウト荷重と連動する箇所に、圧電式荷重センサー「PiezoBolt」を設置し、計測を実施しました。

PiezoBolt設置図

その結果、潤滑剤の種類や塗布量によって摩擦抵抗の差異があることを検知しました。また、荷重も全く違っていることが分かり、最適な潤滑剤の種類や塗布条件の選定により、金型の摩擦抵抗の増加による破損リスクを減らす提案が可能になりました。また、成分表だけでは分からなかった潤滑油の性能が明確になり、製品の信頼性向上に繋がりました。

計測波形

結果

潤滑剤の性能評価を実現して、品質向上

  • 潤滑剤の種類や量を変えることで、成形条件がまったく同じでもまったく違う結果が出ることが確認できた
  • 最適な塗布条件を選定するために行っていた試作テストの回数や費用を減らすことができた
  • 製品のノックアウト荷重の差をみて、潤滑状態をリアルタイムで検知ができるようになり、金型の焼き付きの発生や破損検知なども行うことができるようになった

お客様の声

今まで数値として管理することができなかった潤滑性能を定量評価できるようになった上に、繰り返し精度もよく、計測結果が管理しやすい。ボルトのサイズが同じであれば、どの設備に付けても計測可能なところに魅力を感じた。

<潤滑油の性能評価の事例>を動画で見る

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