プレス成形の見える化
課題
量産プレスで製品の不良が多発する
- 試作プレスでは良品が出ていたが、量産プレスへダイセットごと移設し、試作プレスと同条件で成形を行っても良品が出ない
- 不良が発生する原因が分からず、不良を多発させてしまう
解決策
プレスのクッションピンに圧電式荷重センサー「PiezoBolt」を埋め込み、成形中における各ピンの圧縮負荷の変化をモニタリングしました。
その結果、試作プレスと量産プレスでは、各クッションピンにかかる荷重分布に大きな差があることが確認できました。
試作プレスの成形条件に合わせるため、シム調整を行い荷重分布を合わせこむことで良品を出すことができました。
結果
プレス設備の状況を見える化し、不良の原因を特定
- 試作プレスと量産プレスの設備の状況を見える化でき、不良発生現象を把握できるようになった
- 設備の状況をリアルタイムで監視することで、不良の発生条件に近い波形を検知したら、その場ですぐに対策ができるようになった
- 設備ごとの個体差を見える化でき、全設備一律の条件で成形を行うのではなく、設備ごとに最適な成形条件出しが可能になった
お客様の声
デモを通して微細なプレス荷重の差を数字として見える化できたため、今まで見えなかったプレス設備の動きのモニタリングが実現すると感じた。
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